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How to control
変流量システムの流量はある特定の最高流量で制限される。
 フローコンのバルブは、適切な供給のために流量制御装置のように振る舞うので、ある区域が他の区域で必要とされる冷水または温水を奪うことはありません。流量はゼロ(流れがない)からそのバルブの定められた流量まで変化する可能性があります。バルブ前後の差圧がひとたび低いほうの範囲を越えると(例:22 -210 kPaの22 kPad、2.2mAq)、バルブは流量を制限するために作動します。
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  • 適切な流量配分は、ある回路が他の回路の流量を奪うのを防止する。
  • ポンプのオーバーフローの防止。
  • 流量不足の排除。

 変流量ポンプを利用する設計の多くは、システムの流量を絞りエネルギーを節約するために二方温度制御弁も組み入れられています。二方弁がある程度の流量を制御するとは言え、最高の省エネルギーとは自動フローコントロールバルブ(自動定流量弁)を利用して初めて認識されます。

figure.07  変流量ポンプ・システムにおいて、二方ベントと共に自動フローコントロールバルブ(自動定流量弁)を使用することによって流量の最高の制御がもたらされ、ポンプの馬力の減少を本当に確実にします。
 図.1は、フローコンのバルブがある場合とない場合のシステム曲線の関係を示しております。位置Q1は、フローコンのバルブがない場合の運転点をとなります。位置Q2は、フローコンのバルブがある場合の運転点となります。
 フローコンの自動フローコントロールバルブ(自動定流量弁)は、自動的に要求される最高点で流量を制限します。過度の流量は、余分な馬力を要求することになり、エネルギーとお金を無駄にし、とても高価なものとなります。
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 図2.1と図2.2は、二方制御弁とフローコンの自動フローコントロールバルブ(自動定流量弁)の二つの作動関係を示しています。
 図2.1は、いかにこの二つの弁が一緒に作動して設計流量を維持するかがポイントBとポンプ曲線の交点によって示しています。
 二方制御弁が全開の位置にある状態のもとでは、この二方弁の制御下にあり、それはΔP1がフローコンの自動定流量弁のΔP2よりも大きいことによって示されています。
 さらに圧力降下があると、通常はポイントAまで流量は増加してしまいますが、その余分な圧力はフローコンの自動定流量弁によって吸収されます(図2.2の通り)。
 フローコンの自動定流量弁は、この圧力降下の増加を吸収することによって最高流量を設計流量までに制限します。
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