FlowCon SM/動的比例制御バルブ
差圧補正型比例調整・流量制御弁 |
画期的なフローコンSMコントロール・バルブについて寄せられるFAQ質問集 |
質問1:“差圧補正型”とは、どういう意味ですか? |
フローコンSMは、機械的に差圧を補正するバルブです。バルブを通過する圧力が変動すると、SMバルブは自動的にオリフィス面積を調整し、バルブを通過する指定流量を一定に保持します。SMバルブは、しばしば「水用の差圧補正型VAV」と称されています。 |
質問2:SMバルブの最も一般的なアプリケーションは? |
SMバルブは、密閉ループ・水冷空調システム用に設計されています。一般的には正確なCvの矯正やエネルギー効率の目的に最適です。最も一般的なアプリケーションは、VAVやエアー・ハンドリング・ユニット、大型ファン・コイルです。 |
質問3:SMバルブは水以外の流体用のアプリケーションでも使用できますか?
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SMバルブは空調アプリケーション用に設計されておりますので、温水もしくは冷水、グリコール混合液なら使用できます。 |
質問4:SMバルブは、いつごろ市場に出たのですか?
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1994、1995年頃に制御弁として設計され、1996年に発売されました。SMバルブを初めて市場に出したのは、オーストラリア、ニュージーランド、デンマーク、ドイツです。1996年の半ば頃から、アメリカでもテスト・アプリケーションに使用されています。 |
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質問5:SMバルブと同じ機能を持つバルブは市場に出ていないのですか?
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いいえ。類似したバルブを製造する会社がアメリカに2社あります。しかし空調用に特別に設計されたものは、フローコンSMだけです。 |
質問6:SMバルブが受け入れる信号は? |
全てのSMバルブは、4‐20mA、2‐10Vもしくはトリ・ステイト信号で操作されます。いずれのバルブもそれらの信号を受信し4‐20mAもしくは2‐10Vのフィードバック信号を発信することが出来ます。 |
質問7:フィード・バックは何に対して起きるのですか? |
フィードバックは、バルブの位置だけでなく、バルブの特色や差圧補正内容を伝え、フィードバック信号は直接流量へ変換されます。 |
質問8:SMバルブはリニア特性ですか、それともイコール・パーセンテージ特性ですか? |
バルブはリニア特性に分類されていますが、流量の特性により、リニア特性の定義に当てはまらない場合もあります。SMバルブは、バルブを通過する際に要する熱交換量、差圧補正量に対応した指定流量を流すように設計されています。 |
質問9:Cv値とは、なんですか? |
SMバルブは指定流量を保持する為、Cv値自体を調節します。バルブ前後の差圧が変動すると、SMバルブがCv値を調整し、その変動を補正します。 |
質問10:Cv値が無い場合は、どのようにしてSMバルブのサイズを選べば良いのですか? |
SMバルブのサイズは、流量を基に選定します。現在、バルブ本体のサイズは3種類ございますが、各々の本体は複数の配管口径に対応するように製造されています。最小の本体は、最大流量が43.32L/min(0.722L/S)である、1/2"、3/4"、1"(15、20、25mm)の配管用に設計されています。次に大きいバルブ本体は、最大流量が120.6L/min(2.01L/S)である、1"、1.1/4"、1.12"(25、32、40mm)の配管用に設計されています。現在、最大のSMバルブは、最大流量が483.0L/min(8.05L/S)である、2"、2.1/2"、3"(50、65、80mm)の配管用に設計されています。1998年中期までには、900L/min(15L/S)まで対応できる4"〜5"(100〜125mm)のバルブを製造する予定です。1998年後半までには、1,320.0L/min(22L/S)まで対応できる5"〜6"(125〜150mm)のバルブを製造する予定です。 |
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