FlowCon SM/動的比例制御バルブ
差圧補正型比例調整・流量制御弁 |
画期的なフローコンSMコントロール・バルブについて寄せられるFAQ質問集 |
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質問11:SMバルブの取扱方法は? |
各々のSMバルブは、50ある最大流量の中から一つ選び、設定することが出来ます。換言すれば、最大制御信号でバルブを通過する最大流量を調節出来るということです。最大流量チャートに相関するアクチュエーター・キャップにあるディップ・スィッチで設定します。例えば、最小のSMバルブは、9.66〜43.32L/min(0.161〜0.722L/S)の最大流量に設定する事が出来ます。 |
質問12:SMバルブの精度は? |
SMバルブの精度は、指定流量の±5%です。計測機器ではありませんが、空調アプリケーションには最適の製品です。 |
質問13:SMバルブの圧力損失は? |
SMバルブを通過し、動作範囲へ送られる差圧の最小量は、バルブのサイズや指定最大流量にもよりますが33,50もしくは80kPad,(0.34,,0.51,もしくは0.816kgf/cmのどちらかです。 |
質問14:SMバルブが差圧範囲内にあるかどうか、どのようにして判断できますか? |
SMバルブに備え付けられている圧力/温度テストタップで、差圧範囲内にあるかどうか確かめる事が出来ます。 |
質問15:SMバルブのアクチュエータは、屋外で使用出来ますか? |
SMバルブのアクチュエータは、粉塵の潜入や使用中の水の飛びはねや吹き付けに対する保護が施されているIP54と見なされています。そのためSMバルブは、屋外での使用が可能ですが、直射日光が当たるような場所で使用する場合は、アクチュエータの内部温度が非常に高くなる恐れがありますので、カバーなどをかけて使用して下さい。 |
質問16:SMバルブの定格圧力は? |
1/2"〜1.1/2"(15〜40mm)のバルブは、2500kPa(25.2kgf/cm)の定格圧力です。大型のバルブの定格圧力は、4000kPa(40.6kgf/cm)です。 |
質問17:SMバルブの定格温度は? |
全てのSMバルブの定格温度は、‐30〜120℃です。 |
質問18:SMバルブは、どのような構成部品で製造されていますか? |
1/2"〜1.1/2"(15〜40mm)のバルブ本体は、鋳造真鍮製です。内部の構成部品は、ポリオキシメチレン製で、ダイアフラムは水素アクリロニトリル・ブラジエンゴム製です。2"(50mm)や大型のバルブ本体は、ASTM A536‐65Tの可鍛鋳鉄製で、内部構成部品はクラス316ステンレス鋼製です。ダイアフラムは水素アクリロニトリル・ブラジエンゴム製です。 |
質問19:ダイアフラムの寿命は? |
バルブの保証期間は3年です。当社に10年ダイアフラムを使用している、最も古いアプリケーションがありますが、(地域暖房システムで制御弁として使用して)現在も正確に作動しています。空調業界でダイアフラムの材質を問題にするような動的アプリケーションは稀です。もし、ダイアフラムがすり減ったとしても、取り替えることは簡単です(全型番用のダイアフラムが揃っています)。 |
質問20:バルブが目詰まりを起こす恐れはありますか? |
いいえ。当社の他の流量制御装置同様、そういった恐れはありません。密閉ループシステムで流量を制御する装置は、オーソリティ(権限)を得るために、オリフィス面積を調整します。そして、バルブが圧力変動を補正および反動するので、自動的に破片が除去されます。しかし、もちろん目詰まりを防止する最善の方法は、システム自体を洗浄することです。 |
質問21:バルブをどのように洗浄するのですか? |
バルブは、目詰まりした際のみ分解するように設計されています。バルブの内部品とアクチュエータの反対側にある板を取り外し、洗浄します。 |
質問22:SMバルブには、3方弁もあるのですか? |
SMバルブには、3方弁はありません。バルブが圧力を調整するので、圧力変動の影響を軽減する為に、水をバイパスする必要がないのです。反作用的な熱交換時間を減らすために、指示流量に対応した一定の流量を流す必要がある場合は、通常開放状態に設定してあるデッド・レッグ・バイパスにSMバルブを設置することをお薦めします。 |
質問23:SMバルブは、ULのリストに載っていますか? |
はい。バルブのアクチュエータは、温度制御器具(41X9)としてリストに載っています。バルブのアクチュエータもまたCEの認可を受けています。 |
質問24:SMバルブは、どこで製造されているのですか? |
SMバルブの主な部品は、カナダ、アメリカ、デンマークで製造されています。アメリカ市場向けのバルブは、アメリカで組み立てを行います。 |
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