流量制御 fc_navi_b
| FlowCon AB | FlowCon K | FlowCon SH | ISOLATOR "R" | AHU Wafer | Uni-Flange | CL 150/300 Wafer | Cartridge | FlowCon SM |
フローコン・SH
 フローコンのアプリケーション
現代のビルの水を使用したシステムは、負荷変動に応じて作動するバルブやポンプが、システム各所で圧力変動を交互に引き起こすので常に動的な状態に置かれています。フローコンの大流量シリーズのバルブは、こういった圧力変動を自動的に補正し設計流量を確実に制御するように設計されています。これを行うまでは、フローコンのバルブは設計流量を満たすまでは、流量を変化させておきます。そのポイントになったときだけ、フローコンのバルブは要求される流量に制限するために自動的に反応します。水を使用するシステムのバランスは、バルブ内部のカートリッジの動的な動きによって確実なものとなります。このことは、冷凍機や空気調和機のような装置が割り当てられた流量を受け取ることを確かなものにします。圧力を補正するバランシング・バルブ無しでは、回路は適切な流量を奪われたり、もしくは常に設計流量を越えることになり、この両者ともエネルギーの無駄とシステムの効率の低下の原因となりえます。フローコンは広い補正差圧範囲のバルブを提案します、つまり全ての運転条件に合うように。フローコンのバルブが定流量ポンプ・システムでの流量の維持に使用されるか、または変流量ポンプ・システムで最高流量を制限するために使用されても、フローコンの大流量シリーズのバルブはこういった問題を無駄なく解決します。
 典型的なアプリケーション
CL_fig03
●1次/2次システム
1次側の冷凍機とポンプは、通常装置を段階的に運転できるように並列に設置するように設計されます。この方法によって、冷暖房の負荷に応じて要求される冷凍機(冷温水発生器)のみを運転することができるようになります、よって省エネルギーが可能となります。各々の冷凍機に設置されたフローコンの自動フローコンロールバルブ(差圧補正型自動定流量弁)は、正しい負荷運転状態中のポンプの過大運転の原因となるオーバーフローを防止します(つまり、高圧及び低圧カットの防止)。こういった流量制御によって、流量が常に冷凍機メーカーの設計値内に入ることを確実なものにするため、装置の保証を守ることにもなります。2次ループ内における圧力の変化は温度制御弁が開いたり閉まったりすることによって発生し、これはフローコンのバルブの調整機構によって簡単に補正されます。さらに、並列の複数のポンプは自動の定流量制御を要求し、ポンプ曲線上の正確な運転点で運転することが保証され、よって省エネルギーが可能となります。

CL_fig04
●冷却塔/凝縮水システム
冷却塔への適切な流量は、冷凍機の凝縮器で熱を十分に取るうえで欠くことのできないものです。フローコンのバルブは、各凝縮器へ水の適切な配分を維持するだけではなく、冷却塔に多量の水を流しすぎることも防止します。
 利点
‐ 自動的に設計流量を保ち手動バランシングの必要がなくなる。
‐ 最高設計流量までは流量が変化することを認める。
‐ 回路が追加されたり、外されたときにシステムのバランスを取り直す必要性が無くなる。
‐ 接続口径:80〜800A、流量範囲:52.8‐64,345L/min
‐ 可動部品がほとんどない。
‐ オプションで圧力/温度検査ポイントがある。
previous next
navi_bar