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flowcon automatic flow control cartridges
3. 内部調整可能型カートリッジ
 あなたは、設計中に仕様書に記入したある単一流量のかわりに、現場でのコイルを通る流量(L/sec)の調整に何度も柔軟性を求めるでしょう。

 一つの例として、ある新しいビルの大きなCAD室内に、何台かのワーク・ステーションがあり、その冷却に専用のファンコイルが使用される場合について考えてみましょう。そのオーナー(施主)は、後になってコンピューター、印刷と製図装置の選定を行うそうです。したがって、あなたは、典型的にはこの様な部屋のファンコイル負荷の60%以上の割合を占める装置負荷の正確な数字が分からないので、あなたは流量を特定することが不可能であり、“あてずっぽうの見積”もしたくはないでしょう。

 別の例としては、ある既存ビルの冷水が“目一杯”になっている場合について考えてみましょう。改修のため、あなたは3台のファンコイルを移転し、追加の2台を設置しなければなりません。もし、その5台に適切に冷水を分配できなかったら、少なくとも1台のファンコイルは流量不足となるでしょう。

【図.6】 FlowCon AB用カートリッジは六角レンチで
流量を変更できます。
 この両方の例の答えは、調整可能型流量制御カートリッジです。【図.6】の写真は、左手に内部調整可能型流量制御カートリッジを持っているところを示しています。このカートリッジは、バルブ本体を取り外したり、もしくは、どのような場合でも配管工事を手配することもなく、プラグ(蓋)を取ることによってバルブ本体から取り外せます。このカートリッジは、8種類の流量に調整することが出来ます。写真から分かるように、アレン・レンチをスロットに挿入し、回転させます。各45度の角度によって新しい流量が設定されます。このカートリッジのスロットの位置に対する流量表(L/sec)は、FlowCon社によって用意されています。いったん設定すると、カートリッジはその広い制御範囲に渡って、設定されたL/secで流量を動的に制御します。

 このカートリッジは、非摩耗性と非腐食性の熱塑性素材で作られており、その形状と特性は、バルブ本体の寿命以上変化しません。ステンレス鋼のテクノロジーは、その調整可能な特徴からこのカートリッジの製造者には供与されていません。
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